活動報告

お知らせ

活動報告

【開催報告】斜面災害シンポジウム ―近年の激甚化する斜面災害からのリスクを低減させるためにー

公益社団法人地盤工学会関西支部 斜面災害のリスク低減に関する研究委員会は,京都大学防災研究所自然災害研究協議会近畿地区部会と共催で2021年12月24日13:00~17:00に,「斜面災害シンポジウム ―近年の激甚化する斜面災害からのリスクを低減させるために」をzoomウェビナーによるオンラインシンポジウムを83名の参加で開催いたしました.

 地盤工学会関西支部斜面災害のリスク低減に関する研究委員会では,斜面災害に関するリスクを低減するための情報収集と分析に関する技術,斜面安定化対策に関する技術,リスク低減に関する技術情報の普及と教育等について最新の情報を共有し,実務に供し得る新しい価値を生み出すことを目指した研究活動を行うことを目的に2018年4月から活動してきました.本シンポジウムでは,関西大学の近藤誠司准教授をお迎えして,防災実践のアクション・リサーチと題して地域,地区防災活動にかかわる取り組みについてご講演いただきました.また,委員会で進めた調査研究成果について,情報収集と分析に関する技術について大阪大学 小泉圭吾助教,斜面安定化対策に関する技術について,神戸市立工業高等専門学校 鳥居宣之教授,リスク低減に関する技術情報の普及と教育等について,関西大学 小山倫史教授から委員会での取り組みについてご報告いただきました.つぎに,今後、斜面災害のリスクを低減させるためにどのような取り組みを行っていくべきか,神戸大学 芥川真一教授をコーディネータ,パネラーとして,近藤誠司准教授,小泉圭吾助教,鳥居宣之教授,小山倫史教授,株式会社ダイヤコンサルタントの鏡原聖史氏,オンラインで参加しているみなさまと一緒に議論いたしました.一連の議論をもとに委員会からの斜面災害のリスク低減させるための提言(案)を再度整理して,まとめることとしました.

最後に,地盤工学会関西支部 支部長の束原純氏に閉会の挨拶をいただきました.