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いのちを守る都市づくり コミュニティ防災フォーラム2024

2024年2月17日に大阪公立大学杉本キャンパスにて「いのちを守る都市づくり コミュニティ防災フォーラム2024」を開催しました。本フォーラムは主催が大阪公立大学都市科学・防災研究センター(UReC)、共催が自然災害研究協議会近畿地区部会となります。

冒頭、重松孝昌大阪公立大学副学長・UReC所長の開会挨拶、櫻木弘之理事・副学長の挨拶の後に、東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授から「東日本大震災の教訓と南海トラフ地震への備え」と題して講演いただきました。今村教授からは東日本大震災の教訓や、13年が経過する中での課題や反省、震災伝承の取組が紹介されました。また、1月1日に発生した令和6年能登半島地震についてもお話がありました。

後半では、三田村宗樹UReC副所長(理学研究科教授)がJST RISTEX事業の3年間の活動を報告し、モデレータ生田英輔UReC教授により、3名のパネリストによるパネルディスカッション「阪神・淡路大震災から29年~教訓とつぎへの備え」が行われました。宮野 道雄UReC特任教授、三田村宗樹UReC副所長、木戸崇之氏((株)エービーシー リブラ)が順次発言し、阪神・淡路大震災の振り返り、最近の災害対応について意見を交わし、最後に、今村教授より、災害は繰り返す中での伝承のリレーや人材のバトンが重要であること、知ることは大切、さらに自分事化、当事者意識に移行することが必要であるとのコメントをいただきました。今回のフォーラムは過去の災害から得られた教訓をコミュニティ防災に生かす方法を考える上で大変貴重な機会となりました。