【開催報告】災害メモリアルアクションKOBE2021
人と防災未来センター・京都大学防災研究所は,京都大学防災研究所自然災害研究協議会近畿地区部会と共催で2021年1月9日(土)に,「災害メモリアルアクションKOBE2021 」を人と防災未来センター西館1F ガイダンスルームで開催しました.
今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため,オンラインと併用による開催としました.
①兵庫県立舞子高等学校、②兵庫県立明石南高等学校、③滋賀県立彦根東高等学校、④国立明石工業高等専門学校 D-PRO1 350(明石高専防災団)地域連携チーム、⑤国立明石工業高等専門学校 D-PRO1 350(明石高専防災団)開発チーム、⑥神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科 安富ゼミ、⑦関西大学 社会安全学部 奥村研究室、⑧兵庫県立大学防災リーダープログラムチームによる「神戸の言葉」をテーマとした災害による被害を減らすための様々な活動についての発表にひきつづき、パネルディスカッション「KOBEのことば 〜新しい表現〜」では、京都大学防災研究所 巨大災害研究センターの中野 元太さん、人と防災未来センター 主任研究員 高原 耕平さんのコーディネイトにより、兵庫県立舞子高等学校 生徒2名及び教員、兵庫県立明石南高等学校 生徒2名及び教員とともに、いまの若者だからこそ伝わる表現とはどのようなものでしょうか。先生の「震災」を同年代に伝える舞子高校生と、映像をつかって「震災」を発信する明石南高校生とともに、新しく生まれ変わるKOBEのことばの表現を考えました。
【開催報告】コミュニティ防災フォーラム2021 -公立大学減災復興連携拠点の形成に向けて
大阪市立大学都市防災教育研究センター(以下、CERD)は,2021年2月20日(土)に,「コミュニティ防災フォーラム2021」を開催しました.
今年は,兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科と協働し,全国の公立大学減災復興連携拠点形成にむけての開催となりました.このフォーラムは,CERDの1年間の活動の総括として毎年開催しているもので,第10回目を迎える今回は,「全国の公立大学減災復興連携拠点形成に向けて」をテーマとしています.
今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため,オンラインと併用による開催となりましたが,全国の大学から防災に関心のある学生や教職員,地域防災リーダーや地域住民の方々,行政の防災担当者など約150名にご視聴いただきました.
基調講演では,「尼崎市における安全・安心なまちづくり」と題し,尼崎市長の稲村和美氏にお話いただきました.大学時代の被災地での活動から復興に向けた課題見えてきたこと,それらの活動が現在の尼崎市長としてのご活動に繋がっていることがお話から見えてきました.
最後に稲村氏は,「想定外はなくならないが,災害に学びを活かす姿勢を持つこと」の重要性について述べられました.稲村氏のご経験を踏まえたお話に,参加した学生からも活発な質疑がありました.
公立9大学による活動報告では,各大学の活動を知る貴重な機会となりました.LINKtoposの活動報告では,名古屋市立大学の学生から,LINKtoposの活動のきっかけや,これまでの活動状況が報告されました.LINKtopos(全国公立大学学生大会)は,2011年東日本大大震災での活動をきっかけに,より公立大学のネットワークをより強固なものとすべく,2012年11月静岡県立大学で全国規模の学生大会を契機に,現在も活動を継続しており,昨年2020年で第8回目を迎えています.
「地域防災と公立大学連携」をテーマとしたパネルディスカッションでは,「研究だけでなく教育でも連携を図るべき」「フィールドワークも他大学と合同で行うべき」など具体的な議論がなされ,参加者一同,今度の課題を再確認する有意義な時間となりました.
防災研究所研究発表講演会
漸増型巨大災害リスクに対応する地域防災体制の構築(研究代表者:生田英輔)
本研究に関連して2題発表しました。
1.漸増型巨大災害リスクに対する個人の意識と対策
Personal Awareness and Countermeasures for Incremental Mega-Disaster Risk
生田英輔(大阪市立大学),紅谷昇平(兵庫県立大学),寅屋敷哲也(人と防災未来センター),西野智研(京都大学)
Countermeasures for Business Continuity Management of Big Enterprises
in Kinki Region to prepare for Future Disasters
寅屋敷哲也(人と防災未来センター),紅谷昇平(兵庫県立大学),生田英輔(大阪市立大学),西野智研(京都大学)