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2024年度 研究集会等の募集

現在、自然災害研究協議会近畿地区部会では、本地区部会との共催での2024年度内の研究集会等を募集しております。

研究集会等の実施に際して、近畿地区部会との共催を希望される場合には、

こちらまで下記の情報をお送りくだされば幸いです。

締め切り:2024年10月18日(金)

応募書式:集会・行事タイトル、概要(100-200 字程度)、日時、場所、プログラム、参加者・参加者数、予算計画 ※いずれも予定で結構です。


予算は最大で15 万円程度とし、数件の共催予定です。応募状況によっては予算の調整をお願いする可能性があります。
ご多忙のところ恐縮ですが、近畿地区の防災対策ならびに自然災害研究協議会近畿地区部会の活性化へのご協力を何卒よろしくお願いいたします。

いのちを守る都市づくり コミュニティ防災フォーラム2024

2024年2月17日に大阪公立大学杉本キャンパスにて「いのちを守る都市づくり コミュニティ防災フォーラム2024」を開催しました。本フォーラムは主催が大阪公立大学都市科学・防災研究センター(UReC)、共催が自然災害研究協議会近畿地区部会となります。

冒頭、重松孝昌大阪公立大学副学長・UReC所長の開会挨拶、櫻木弘之理事・副学長の挨拶の後に、東北大学災害科学国際研究所の今村文彦教授から「東日本大震災の教訓と南海トラフ地震への備え」と題して講演いただきました。今村教授からは東日本大震災の教訓や、13年が経過する中での課題や反省、震災伝承の取組が紹介されました。また、1月1日に発生した令和6年能登半島地震についてもお話がありました。

後半では、三田村宗樹UReC副所長(理学研究科教授)がJST RISTEX事業の3年間の活動を報告し、モデレータ生田英輔UReC教授により、3名のパネリストによるパネルディスカッション「阪神・淡路大震災から29年~教訓とつぎへの備え」が行われました。宮野 道雄UReC特任教授、三田村宗樹UReC副所長、木戸崇之氏((株)エービーシー リブラ)が順次発言し、阪神・淡路大震災の振り返り、最近の災害対応について意見を交わし、最後に、今村教授より、災害は繰り返す中での伝承のリレーや人材のバトンが重要であること、知ることは大切、さらに自分事化、当事者意識に移行することが必要であるとのコメントをいただきました。今回のフォーラムは過去の災害から得られた教訓をコミュニティ防災に生かす方法を考える上で大変貴重な機会となりました。

災害メモリアルアクション神戸 2024

人と防災未来センターは、京都大学防災研究所自然災害研究協議会近畿地区部会と共催で2024年1月6日(土)に「災害メモリアルアクションKOBE2024」を人と防災未来センターで開催しました。

①兵庫県立舞子高等学校、②滋賀県立彦根東高等学校、③兵庫県立尼崎小田高等学校、④TEAM-3A、⑤国立明石工業高等専門学校 D-PRO135°(明石高専防災団)開発チーム、⑥国立明石工業高等専門学校 D-PRO135°(明石高専防災団)地域連携チーム、⑦神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科 安富ゼミ、⑧神戸学院大学 クローズアップ社会研究会、⑨関西大学 社会安全学部 奥村研究室、⑩兵庫県立大学防災リーダー教育プログラムチームによる災害による被害を減らすための様々な活動についての発表がおこなわれました。ひきつづいて、パネルディスカッションテーマ:「これからの『報せる』は?」がおこなわれ、国立明石工業専門学校の本塚智貴さん、人と防災未来センター 研究員 塩津 達哉さんのコーディネイトにより、発表した団体のメンバーとともに、これからの「報せる」について議論が行われました。「報せる」というと一方通行のイメージがあるが、現在「双方向」「つながる」という観点も重要となっていること、またモノの持つ力といった様々な視点から未災者が未災者に「報せる」ことのこれからについて議論が行われました。

砂防学会関西支部

砂防学会 関西支部は、京都大学防災研究所自然災害研究協議会近畿地区部会と共催で、2023年11月25日(土)、26日(日)に和歌山県東牟婁郡那智勝浦町 和歌山県土砂災害啓発センターにて、「砂防学会関西支部 オープンゼミ」を行いました。

本オープンゼミは、砂防に携わる技術者、研究者、実務者が一堂に会して研究発表や意見交換、討論および現地見学を行うことで、今後の砂防技術の向上に資することを目指して行われ、28名が参加いたしました。

本オープンゼミの研究発表では、土石流シミュレーションについての研究や、航空測量データを用いた検討、森林と土砂動態に関する検討についての発表が行われ、参加者同士で積極的な討論が行われました。

また現地見学では、砂防施設の見学を行いました。現地を見学する中で土砂災害および砂防施設についての砂防技術について議論を行いました。

いのちを守る都市づくり コミュニティ防災フォーラム2023

2023年2月18日に大阪公立大学杉本キャンパスにて「いのちを守る都市づくり コミュニティ防災フォーラム2023」を開催しました。本フォーラムは主催が大阪公立大学都市科学・防災研究センター(UReC)、共催が自然災害研究協議会近畿地区部会となります。大阪公立大学の櫻木副学長から大学全体の取り組みとUReCの位置づけについて説明がありました。基調講演は元京都市副市長でレジリエント・シティ京都市統括監の藤田裕之氏から「京都発!レジリエント・シティへの挑戦と課題」と題して講演いただきました。藤田氏からはレジリエンスの基本から、京都市でのレジリエント・シティの取り組みを紹介いただきました。歴史があり伝統・文化都市であることはもちろん、環境都市でもある京都市において、SDGs関連の取り組みと連携したレジリエント・シティの取り組みが特徴的と感じました。基調講演の後はUReCのメンバーも交えたパネルディスカッションとなりました。防災だけでなく、コンフリクトやインクルージョンの視点からもレジリエンスを議論し、レジリエント・シティには多様な視点が必要であることを改めて認識しました。レジリエンスの理念を基に、持続可能なコミュニティを考える上で大変貴重な機会になりました。

災害メモリアルアクション神戸 2023

人と防災未来センターは、京都大学防災研究所自然災害研究協議会近畿地区部会と共催で2023年1月7日(土)に、「災害メモリアルアクションKOBE2023」を人と防災未来センターで開催しました。兵庫県立舞子高等学校、②滋賀県立彦根東高、③TEAM-3A(チーム トリプルエース)、④国立明石工業高等専門学校 D-PRO135°(明石高専防災団)開発チーム、⑤国立明石工業高等専門学校 D-PRO135°(明石高専防災団)地域連携チーム、⑥神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科 安富ゼミ、⑦神戸学院大学 クローズアップ社会研究会、⑧関西大学 社会安全学部 奥村研究室、⑨兵庫県立大学防災リーダー教育プログラムチームによる「神戸の言葉」をテーマとした災害による被害を減らすための様々な活動についての発表がおこなわれました。ひきつづいて、パネルディスカッションテーマ:「『創る』をシェアすると・・・」がおこなわれ、国立明石工業専門学校の本塚智貴さん、人と防災未来センター 研究員 林田怜菜さんのコーディネイトにより、発表した団体のメンバーとともに、その「創る」をシェアすることで活動に新たな化学反応が生まれ、拡がりをより勢いづけるのではといった観点から議論を行いました。

第12回巨大津波災害に関する合同研究集会

関西大学社会安全学部は、京都大学防災研究所自然災害研究協議会近畿地区部会と共催で2022年12月22日(木)、23日(金)に、「巨大津波災害に関する合同研究集会」を開催しました。本研究集会は、津波災害に関する研究に取り組む様々な分野の研究者や学生による学術的な交流を通じて、津波研究の発展と防災・減災に資することを目指して、2011年から毎年開催されています。

本研究集会では6セッション計34件の発表がありました。津波避難、防災教育などの社会科学的研究、津波数値解析モデルや被害予測手法などに関する工学的研究、津波堆積物や海底地すべりによる津波励起などの地質学・地形学的研究に加えて、2022年トンガ津波のメカニズム解明に向けた理学的研究、さらには、我が国における津波予報業務の展望や津波高、浸水域、被害のリアルタイム予測に対する新手法の提案などの内容について発表が行われました。日本各地から、対面で57名、オンラインで70名、合計127名が参加し、活発な議論が行われました。

【開催報告】災害メモリアルアクションKOBE2022

人と防災未来センター・京都大学防災研究所は,京都大学防災研究所自然災害研究協議会近畿地区部会と共催で2022年1月8日(土)に,「災害メモリアルアクションKOBE2022」をオンラインで開催しました.

当初は人と防災未来センターで開催(リアルタイム中継あり)する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため,オンライン開催のみに変更になりました.

①兵庫県立舞子高等学校、②兵庫県立明石南高等学校、③滋賀県立彦根東高等学校、④国立明石工業高等専門学校 D-PRO1 350(明石高専防災団)開発チーム、⑤国立明石工業高等専門学校 D-PRO1 350(明石高専防災団)地域連携チーム、⑥神戸学院大学 現代社会学部 社会防災学科 安富ゼミ、⑦神戸学院大学クローズアップ社会研究会、⑧関西大学 社会安全学部 奥村研究室、⑨兵庫県立大学防災リーダープ教育プログラムチームによる「神戸の言葉」をテーマとした災害による被害を減らすための様々な活動についての発表がおこなわれました。ひきつづいて、パネルディスカッション「わたしたちが「聴く」ことって・・・」がおこなわれ、京都大学防災研究所 巨大災害研究センターの中野 元太さん、人と防災未来センター 研究員 林田怜菜さんのコーディネイトにより、発表した団体のメンバーとともに、未災者が「聴く」ということについて考えました。

【開催報告】斜面災害シンポジウム ―近年の激甚化する斜面災害からのリスクを低減させるためにー

公益社団法人地盤工学会関西支部 斜面災害のリスク低減に関する研究委員会は,京都大学防災研究所自然災害研究協議会近畿地区部会と共催で2021年12月24日13:00~17:00に,「斜面災害シンポジウム ―近年の激甚化する斜面災害からのリスクを低減させるために」をzoomウェビナーによるオンラインシンポジウムを83名の参加で開催いたしました.

 地盤工学会関西支部斜面災害のリスク低減に関する研究委員会では,斜面災害に関するリスクを低減するための情報収集と分析に関する技術,斜面安定化対策に関する技術,リスク低減に関する技術情報の普及と教育等について最新の情報を共有し,実務に供し得る新しい価値を生み出すことを目指した研究活動を行うことを目的に2018年4月から活動してきました.本シンポジウムでは,関西大学の近藤誠司准教授をお迎えして,防災実践のアクション・リサーチと題して地域,地区防災活動にかかわる取り組みについてご講演いただきました.また,委員会で進めた調査研究成果について,情報収集と分析に関する技術について大阪大学 小泉圭吾助教,斜面安定化対策に関する技術について,神戸市立工業高等専門学校 鳥居宣之教授,リスク低減に関する技術情報の普及と教育等について,関西大学 小山倫史教授から委員会での取り組みについてご報告いただきました.つぎに,今後、斜面災害のリスクを低減させるためにどのような取り組みを行っていくべきか,神戸大学 芥川真一教授をコーディネータ,パネラーとして,近藤誠司准教授,小泉圭吾助教,鳥居宣之教授,小山倫史教授,株式会社ダイヤコンサルタントの鏡原聖史氏,オンラインで参加しているみなさまと一緒に議論いたしました.一連の議論をもとに委員会からの斜面災害のリスク低減させるための提言(案)を再度整理して,まとめることとしました.

最後に,地盤工学会関西支部 支部長の束原純氏に閉会の挨拶をいただきました.

 

【開催報告】阪神・淡路大震災25周年
災害メモリアルアクションKOBE 2020-神戸のことばー

災害メモリアルアクションKOBEでは震災から20年が経過した2016年から、阪神・淡路大震災から学んだことを、これから大震災を経験するかもしれないすべての人びとへ繋いでいく活動を行っています。
震災を経験していない若い世代の学びの共有・議論、さらに「子どもに音楽を送る会 福島しあわせ運べるように合唱団」による合唱、震災から25年を迎えることから「向き合い続けた25年、これから」と題したパネルディスカッションを開催しました。

 

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